去年の暮れ、7年ぶりに出身地の愛媛県松山市に帰り、両親に会った。
とりあえず、お墓参りにでもと思い、父親に車で連れて行ってもらった。
途中、お花とお線香を買うため、どこか店はないかと、父に尋ねると、お墓
の近くに「セブンスター」があるから、そこで買おうと言う。
セブンスター?…父ももうろく
したものだ、と思った。
コンビニのセプンイレブンを、タバコのセブンスターと言い間違えたらしい。
しばらく行くと、ホームセンターがあった。
そのホームセンターは、「セブンスター」という名前であった。(◎o◎)/!
帰省、三日目(最終日)。
松山市駅の高島屋の屋上にある観覧車に乗ろうと、父が言い出した。
母は、高いのが苦手で、私も同様。
それでも、父は人差し指を空で回し、「くるりん」と言った。
せっかくだから、「くるりん」に乗ろう。
父も七十を過ぎたところ、「観覧車」という代名詞が思いつかず、思わず
「くるりん…」。
まあ、ど忘れは、年にかかわらず、あるものの、さすがに歳を感じた。
高島屋の屋上に着くと、「くるりん乗り場」なる案内掲示板を発見!!
「くるりん」は実在したのだ。
なんでも、観覧車の名前を一般公募したところ、小学生の女の子が銘銘した
「くるりん」が採用されたらしい。
両親とも健在でした。